島田 祐輔
堀越 友樹
当院では苦しくない内視鏡をめざします。
胃の疾患、膵臓の疾患、肝臓・胆道系の疾患など鑑別診断をも意識した質の高いレベルの内視鏡を旨とします。
いくら詳細で精密な検査でも患者さんが二度と受けなくなってしまっては患者さんのがん予防には役にたちません。
苦しくない内視鏡を行う目的を目指して
① 鎮静剤 (眠くなるお薬)を使用
当院の内視鏡検査は鎮静剤を使い、眠っている間に検査を行います。
そうすることで、痛みの少ない検査となり、今までも多くの患者さんにご満足いただいております。
また、鎮静剤を使用する事は患者さんがつらい思いが少なくなるだけではなく、検査中に胃の中の観察がしやすく、小さい病変も見逃しにくくなるという、患者さんにとって最も重要な部分でのメリットがあります。
鎮静剤を使用しますので、検査後は30分~約1時間程度はお休みいただきます。
麻酔がさめた後にお帰りください。
② 炭酸ガスを使用
内視鏡検査では、胃の伸展や収縮ががんの発見にはとても重要です。
例えば空気をたくさん入れて十分に膨らますことで、平坦な病変やひだの裏側や谷間に隠れた病変が発見できます。
しかし、従来の内視鏡検査の場合は検査後も、お腹の空気がなかなか抜けずに検査中だけでなく検査後までお腹が張って苦しい思いをすることがあります。
当クリニックでは炭酸ガスを使用することで、ガスの吸収を早め、お腹が張る苦しさを軽減する取り組みをしています。
当クリニックでは最新の内視鏡システムを常時使用しています。
① 拡大観察
内視鏡のレンズに加わったハイビジョンズーム機能では、従来の映像と比べ画像の密度が非常に高く、光学100倍拡大によって非常にリアルで鮮明な映像を得る事ができます。
② 特殊光観察
内視鏡機器の先端から発せられる人体に害のない特殊な光が体内を照らし、肉眼で見るより詳しく毛細血管を見ることができるため、粘膜に潜んだわかりにくい腫瘍も発見できます。
最新の内視鏡に搭載された二つの機能を同時に備えることで、今まで早期に見つけることが困難だった早期食道がん、早期咽頭がんの発見に圧倒的な威力を発揮しています。
当クリニックでは安全に検査をお受け頂くために、下記の施設基準を取得にむけて申請中です。
短期滞在手術等基本料1
大腸ポリープ切除術等の日帰り手術に関して、行政が求めている適正な施設基準を満たしてる施設のみ算定を行えます。
看護師の配置や回復室での処置・設備の充実度などの基準が求められます。